60%のPCBをつくったよ! "DIMO66"

新たしい60%キーボードのPCBをつくったのでログを残します.

PCB自体にはそれほどこだわりがないので,あまり面白味はないと思います...

メインの目的はケースを作りたいだけなので,基盤は結構普通です.

名前はDIMO66としときます.

コンセプト

このPCBは日常的に使える60%キーボードを目指して設計しています.

あとは,独立した矢印キーが欲しかったのと,スペースキーを分割できる仕様にしています.

作ったキーボードを人にあげたり貸したりできるように,それほど凝った配列にはしていないです.だれでも使いやすいのがいいです.

配列については,普通の四角くまとまった感じが好みだったりします.

で,

完成したものがこちらです.



”すいっち”


ここの配線めっちゃすき


(実名隠してます)

黒のレジストは思っていたよりも微妙な仕上がりでした.

次はつや消しの黒+無電解金メッキのPCBにしてみたいですね.完全に見た目しか考えてないですが.でも,この組み合わせはお財布に優しくない...

おまけ

設計の細かい話をすこしだけ.

ProMicroを使わない回路については,マクロパッドを作った時に動作を確認していましたが,今回は保護回路を追加しています.

これが一番大きなアップデートですね.


ついでに電源のインジケーター用にLEDも追加しています.

ICまわりもたいしたことはしていないです.


こちらはキーマトリックス.I/Oポートがたくさん使えるので,マトリックスを分割する必要がありません.

ファームウェアも書きやすいですし,回路図が分かりやすいのがいいですね.


PCBの全体はこんな感じです.すべて手で配線しています.ベタGNDにはしてません.

ケース固定用の穴はM2のバカ穴が中央付近に6か所あります.外周はケースに乗せる感じで,固定は真ん中って感じです.

アクリル積層ケースなどは,少し難しいかもしれません.

配線のとりまわしにめっちゃ時間かけてたりします.


個人的お気に入りポイント.

回路を並行にするのって,あんまりよくないらしいんですけど,見た目重視なのでそんなことはきにしない!


スイッチを付けると”すいっち”の文字が上からのぞけるようになってたりします.どうでもいいけど...

おわりに

60%のPCBはこれが2回目なので,自分で納得のできるものができたようにも思います.

今後も少しずつアップデートしていく予定ですが,ケースのマウント位置と外径を共通化させることで,ケースを使いまわしできるようにしたいですね.


この基板,設計を始めてから完成までに半年以上かかってしまいました.

とはいっても,そのほとんどがレポートに追われている時間なので実作業的にはそこまででもないですが.

動作するのか不安でしたが,ひとまず使えることは確認できたので一安心です.


次回からケースの設計に移ろうと思います.

アルミ削りだしケースを作りたいので,形状等含めて検討する作業になるかと思います.

今まで,完成してからブログを書いてましたが,これからはその過程の記録も残していければと思っています.

期待せずに...

ではではー

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