ProMicroから脱却したい! #1

自作キーボードでPCBを設計する際によく使われているのかProMicroと呼ばれるマイコンです.


そんな便利なProMicroからの脱却を目指したいと思います.

なぜProMicroではだめなのか

問題は大きく分けて5つあります

1.MicroUSB問題

ProMicroのUSBポートはMicroUSBのタイプBです.したがって,パソコンとの接続にはMicroUSBTypeBのケーブルが必要になります.いまでは使われている製品も減ってきており,最近の流行であるUSBTypeCにしたいですね.現状のPromicroを使い続ける限りはMicroUSBから抜け出せません.

2.配置に制約がある

ProMicroはキースイッチの裏側に配置するのが一般的(?)かと思いますが,この方法ではProMicroを配置できる場所が限られています.ProMicroの配置が限定されているということはUSBポートの場所もおのずと限られてしまします.具体的には,USBポートを上側に向ける配置は難しく,左右どちらかにUSBポートがくるような配置になってしまいます.

3.キーボードを薄くできない

これも構造てきにどうしようもないことですが,PCBの上(下)にProMicroを実装するため一定の厚さ以上に薄くすることが難しいです.


メカニカルスイッチだとどうしても厚くなってしまいがちなので,こういった些細な問題が気になってしまいます.ProMicroがあるがためにキーボードが分厚くなってしまうのま納得がいきませんね.

4.スマートじゃない

なんだかんだいってこれが一番許容できない問題なような気がしてます.PCBの裏面に実装するため,見た目があまりよろしくありません.



不透明のケースなどを使うのであれば問題はないかもしれませんが,アクリル板などで基板が見えるのであれば見た目にもある程度こだわりたいです.ProMicroの色も何パターンかしかなく,レジストの色などによっては雰囲気に合わないことも考えられます.

5.81キー以上のキーボードが作れない

60%や40%のキーボードを作る人にとっては問題になりませんが,私は左にテンキーがあるキーボードが作りたいでこの問題に直面しました.81キー以上ある配列にしなかったとしても,一つの基板で複数の配列を実現しようとするとこの制約が影響してきます.

どうすればいいのか

どうすればこれらの問題が解決できるのでしょうか.

正直わかりません

だったら書くなよって感じですが,考えるだけ考えてみましょう.

一般的に,既成のPCBは上記の問題をすべて解決しているように思います.


写真はkbdfansで販売されているPCBのコントローラー(ICってよぶのかな?)です.これはProMicroに搭載されているものとおそらく同じものですが,PCBに直接実装されていますね.


USBもTypeCで上面に実装されてます.

こんなPCBが作りたいんです!

実際にそれができているPCBが存在するなら自分で作るのも可能ということなのではないでしょうか.
ProMicroで作ったPCBはやっぱり”自分で作りました”感が否めないですし,既成品のようなクオリティを出すにはやっぱりProMicroから脱却すべきですね.



とは言ってもやっぱりどうすればいいのかよくわからないのでProMicroからの脱却は遠い未来の話になりそうですね.
今回は不満を書いただけになってしまいましたが,なにか妙案が思いついたら続きを書きます(たぶん).あまり期待しないでください.

ではでは~




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